カンガルー金貨の一覧の見方|ナゲット時代から2026年銘まで

カンガルー金貨の一覧の見方を解説する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は、各国の造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業などの公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

金貨を持っている人

カンガルー金貨を何枚か持っていますが、年号も絵柄もバラバラです。どれがどの種類なのか、一覧で見られませんか?

案内役

パース造幣局が年ごとの発行枚数表を出しているので、それが一番の一覧になります。読み方のコツさえつかめば、手元の1枚の年を探せますよ。

カンガルー金貨は、毎年デザインが変わるオーストラリアの純金の金貨です。

結論から言うと、カンガルー金貨の一覧は「パース造幣局の発行枚数表」を年号で引くのが確実で、売る時の値段は年号より純金の量で考えるのが基本です。

ここでは、図柄の移り変わり、サイズと額面の一覧、手元の年号の調べ方を順に見ていきます。

目次

カンガルー金貨はどこの国の金貨?いつから?

先に結論

オーストラリアのパース造幣局(The Perth Mint)が作る金貨です。始まりは金塊を描いた「ナゲット金貨」で、1989年にカンガルーの図柄に替わりました。

パース造幣局によると、オーストラリアの貴金属コインの計画は1985年8月8日に正式に始まりました。

最初に出たのは、1986年の終わりのナゲットのプルーフ版です。その数か月後に、地金型のナゲット金貨が続きました。

発行枚数表の上では、地金型は1987年銘から並んでいます。

時期図柄・呼び名公式資料での位置づけ
1986年の終わりナゲット(プルーフ版)最初のナゲットのプルーフ版
1987年銘〜ナゲット(地金型)発行枚数表の最初の年
1989年カンガルーに図柄を変更金塊の図柄をカンガルーに置き換え
1990年銘Red Kangaroo表のシリーズ名は「The Australian Nugget」のまま

1990年の行は、図柄がカンガルーでもシリーズ名は「The Australian Nugget」と書かれています。

『ナゲットとカンガルーは別のシリーズでは?』と思うかもしれませんが、パース造幣局の表では同じ流れの金貨として並んでいるんです。

サイズと額面の一覧

金貨を持っている人

額面が100ドルと書いてある金貨と、15ドルと書いてある金貨があります。どう違うんですか?

案内役

額面はサイズで決まっています。100ドルが1オンス、15ドルが1/10オンスですね。

パース造幣局の公式情報から、サイズと額面を一覧にしました。

サイズ額面(豪ドル)純金量出典
1kg3,00032.151トロイオンス2026年デザインの1kg商品ページ
1オンス1001.000トロイオンス2026年銘の1オンス商品ページ
1/2オンス501/2トロイオンス2022年分の発行枚数表
1/4オンス251/4トロイオンス2022年分の発行枚数表
1/10オンス151/10トロイオンス2022年分の発行枚数表

品位はどれも99.99%です。

2026年銘の1オンスは、最小総重量31.107g・最大直径32.60mm・最大厚さ2.95mmと公表されています。

1kgの商品ページは、2026年デザインなのにページ内の年の表記が2025になっています。公式ページの表記のまま書いておきますね。

カンガルー金貨のサイズと額面の一覧

2026年銘の1オンスと1kgは、どちらも商品ページに「Maximum Mintage Unlimited」とあり、発行枚数の上限が決められていません。

干支の金貨との違いはオーストラリアの干支金貨を売る|カンガルー金貨との違いと買取で見ています。

1kgのような大きなサイズを売る時のことは、カンガルー金貨2オンス・1kgの買取|大型の金貨を売る時の確認点で見ています。

発行枚数表で年号を引いてみる

先に結論

パース造幣局の「The Australian Nugget / Kangaroo Gold Bullion Coin Series 1987 – 2022」が、年号ごとの一覧です。最終更新は2024年5月23日で、2022年銘まで載っています。

この表には、年ごとにサイズ別の発行枚数が並んでいます。いくつか数字を拾ってみました。

年号・サイズ発行枚数(パース造幣局の表)
1987年 1オンス(Nugget・Welcome Stranger)131,264枚
2020年 1オンス385,598枚
2021年 1オンス559,131枚
2022年 1オンス682,539枚
2022年 1kg519枚

2022年の1オンスは、1987年の1オンスの約5.2倍の枚数です(計算)。2021年も2020年の約1.45倍になっています。

1991年・1992年・1994年・2015年の金貨を持っている時

1991年、1992年、1994年、2015年といった年の金貨も、この表のその年の行を見れば、サイズごとの枚数が分かります。

この記事では、それぞれの年の図柄の名前までは取り上げていません。手元の金貨の年号とサイズを表の行に当てはめて確かめてみてください。

2026年銘はどこで確かめる?

2026年銘は、発行枚数表(2022年銘まで)にはまだ載っていません。

2026年銘の仕様は、パース造幣局の商品ページで確かめられます。上のサイズと額面の一覧の1オンスと1kgは、この2026年のページの値です。

年号が読めない時は

年号やサイズの刻印の探し方は、外国金貨の種類の見分け方|刻印と文字から銘柄とサイズを調べるで見ています。

よくある相談:30gくらいの金貨・相続したナゲット金貨

Yahoo!知恵袋などに寄せられた相談から、3つを取り上げて答えます。

相談1:カンガルー金貨はどこの国で、いつからある?

オーストラリアのパース造幣局の金貨です。ナゲットのプルーフ版が1986年の終わりに出て、地金型は1987年銘から始まりました。

カンガルーの図柄に替わったのは1989年です。

相談2:1枚30gくらいの金貨。新聞の金の売値で計算していい?

家の量りで30gくらいと出たなら、1オンスの金貨の可能性があります。2026年銘の1オンスは最小総重量31.107gと公表されているので、量りの誤差も考えて刻印で確かめましょう。

1オンスなら純金は31.1035gです。田中貴金属の2026年10月20日17:00公表の金の店頭買取価格22,773円/gで計算すると約708,320円になります(記事執筆日時点の参考値で、金貨1枚の買取価格そのものではありません)。

新聞の金価格は1gあたりの地金の値段なので、量った30gではなく純金量で掛けるとずれが少なくなりますよ。

相談3:相続したナゲット金貨に「1/2oz 50DOLLARS 1987」とある

この刻印は、1987年銘の1/2オンスのナゲット金貨だと読めます。パース造幣局の表でも、1/2オンスの額面は50豪ドルです。

ナゲット金貨は純金なので、1/2オンスなら純金15.5517gで目安を出せます。相続の手続きや評価の考え方は、相続した外国金貨の扱い|評価・分け方・売る時の進め方を見てみてください。

年号で買取額は変わる?

金貨を持っている人

1987年のような古い年の金貨は、新しい年より高く売れたりしますか?

案内役

地金型金貨として買い取る店では、年号よりも金の量で値段を決めるのが基本です。年号は「どの金貨か」を確かめる手がかりと考えましょう。

おたからやは、地金型金貨は「当日の金相場を主軸」に査定し、収集型金貨は「発行枚数や希少性によるプレミアム」を上乗せして査定すると案内しています。

ナゲット金貨についても、おたからやは「現在のカンガルー金貨の系譜に当たる純金貨」として扱うと書いています。

三菱マテリアルや金貨買取本舗が公表している価格表も、年号ではなくサイズごとに1つの価格です。

『古いから特別な値段がつくはず』と期待しすぎず、まずは金の量の目安を持って店に聞いてみるのがおすすめです。

年号の一覧で確かめること
  • 金貨の年号とサイズの刻印を読む
  • 発行枚数表のその年の行を探す
  • ナゲットかカンガルーかを図柄で見分ける
  • 売る時はサイズごとの価格表で金額を見る
年号の一覧で確かめる4つのこと

実際にいくらになるかは、査定で1枚ごとの金額を聞いてみると早いです。

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手元の金貨の査定額を確かめる

ウィーン金貨・クルーガーランド・カンガルー・イーグルなどの外国金貨は、ケースから出したものや傷があるものも査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

サイズ別の計算と売る店の選び方は、カンガルー金貨の買取価格|1オンス・1/10の計算と売る店の選び方で詳しく見ています。

よくある質問

カンガルー金貨の一覧はどこで見られますか?

パース造幣局が「The Australian Nugget / Kangaroo Gold Bullion Coin Series 1987 – 2022」という発行枚数表を公開しています。年ごと・サイズごとの枚数が並んでいます。

ナゲット金貨とカンガルー金貨の違いは何ですか?

図柄の違いです。1989年に金塊の図柄がカンガルーに替わりました。どちらも品位99.99%の純金の金貨です。

2020年や2021年のカンガルー金貨は何枚発行されましたか?

パース造幣局の表では、1オンスが2020年385,598枚、2021年559,131枚です。2022年は682,539枚でした。

オーストラリアの干支の金貨もカンガルー金貨の仲間ですか?

どちらもパース造幣局の金貨ですが、干支の金貨は別のシリーズです。干支の金貨の売り方は別の記事で見ています。

まとめ

この記事の要点
  • カンガルー金貨はオーストラリアのパース造幣局の純金の金貨
  • 1986年の終わりにナゲットのプルーフ版、1989年にカンガルーの図柄へ
  • 額面は1オンス100豪ドル、1/10オンス15豪ドル、1kgは3,000豪ドル
  • 年号の一覧はパース造幣局の発行枚数表(2022年銘まで)で引く
  • 地金型として売る時は、年号より純金の量が値段の土台

ほかの銘柄も含めた売り方は地金型金貨の買取ガイドで見られます。

地金型金貨買取.jp

地金型金貨買取.jp 編集部

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