外国金貨の種類の見分け方|刻まれた国名と額面で銘柄を調べる

外国金貨の種類の見分け方を表すアイキャッチ

当サイトの記事は、各国の造幣局・国税庁など公的機関の情報、田中貴金属工業などの公表価格、各買取店の公式情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。金価格・買取価格は記事執筆日時点の参考値で、日々変わります。

引き出しから見慣れない金貨が出てきて、どこの国の何という金貨なのか分からず困っていませんか?

金貨を持っている人

英語の文字が刻まれた金貨が出てきました。種類が分からないと、売りに行けないですよね?

案内役

大丈夫ですよ。額面の通貨と重さの表記を見れば、たいていは銘柄の見当がつきます。分からなくても、そのまま店で見てもらえば教えてもらえますよ。

結論から言うと、外国金貨の種類の見分け方は「額面の通貨」「重さの表記」「直径」の3つを順に見ることです。

この記事では、刻まれた文字から銘柄を当てる早見表と、迷った時の進め方を紹介します。

目次

まず見るのは「額面の通貨」

地金型金貨の多くは、発行した国の法定通貨です。そのため、その国の通貨単位で額面が刻まれています。

先に結論

「EURO」ならオーストリアのウィーン金貨ハーモニー、「元」なら中国のパンダ金貨、というように、通貨の単位で国がしぼれます。
国が分かれば、銘柄はほぼ決まります。

刻まれた額面の例国考えられる銘柄
100・50・25・10・4 EUROオーストリアウィーン金貨ハーモニー
2000・1000・500・200 シリングオーストリアウィーン金貨ハーモニー(ユーロ導入前のもの)
100・50・25・15 DOLLARS(オーストラリア)オーストラリアカンガルー金貨(ナゲット金貨)
50・25・10・5 DOLLARS(アメリカ)アメリカアメリカンイーグル金貨
50 DOLLARS(純金・1オンス)アメリカバッファロー金貨
500・200・100・50・10 元中国パンダ金貨(2025版の普制)
100 POUNDS(1オンス)イギリスブリタニア金貨
額面が無く、純金のオンス数だけ南アフリカクルーガーランド金貨

額面は、オーストリア造幣局・パース造幣局(2022年の発行枚数表)・米国の法律の条文・中国人民銀行の公告・英国王立造幣局の記述によります。シリング額面は貨幣カタログなどの情報で、造幣局のページでは確かめられていません。

外国金貨を額面の通貨から見分ける図解

額面の無い金貨はクルーガーランド

南アフリカ造幣局は、クルーガーランドは法定通貨だが「face value(額面)」を持たない、と説明しています。

Rand Refinery も「face value denominated in ounces of pure gold」、つまり額面を純金のオンス数で表す地金型金貨だと書いています。

『お金の単位がどこにも無い』と思ったら、南アフリカの金貨を疑ってみてください。

アメリカの金貨はイーグルかバッファローか

アメリカの50ドル金貨は2種類あります。

イーグルは22金で総重量33.931g、バッファローは純金99.99%で1オンスです(米国の法律の条文)。重さを量ると、イーグルの方が約2.8g重くなります(計算)。

次に見るのは「重さの表記」と「直径」

額面の次は、サイズを確かめます。

直径公式の数字で当てはまる金貨
37mmウィーン金貨ハーモニー1オンス
32〜33mm前後イーグル1オンス(32.7mm)、クルーガーランド1オンス(32.69mm)、カンガルー1オンス(最大32.60mm)、パンダ30g(32mm)
22mm前後ウィーン・イーグル・クルーガーランドの1/4オンス、パンダ8g、ソブリン(22.05mm)
18mmパンダ3g(2025版)
16〜16.5mmウィーン・イーグル・クルーガーランドの1/10オンス
13mmウィーン金貨ハーモニー1/25オンス

同じ直径に何種類も並ぶので、直径だけで銘柄は決まりません。額面と組み合わせて見るのがコツです。

オンスとグラムの対応は、金貨のオンスとグラムの早見表にまとめています。

カンガルーとナゲットは同じ系譜

パース造幣局によると、1986年にナゲット(自然金)の図柄の金貨が始まり、1989年にカンガルーの図柄に変わりました。
おたからやの公式FAQも、ナゲット金貨を「現在のカンガルー金貨の系譜に当たる純金貨」と説明しています。

よくある相談:何の金貨?直径18mm?遺品で分からない

知恵袋には「この金貨は何?」という相談がたくさんあります。代表的なものを3つ取り上げます。

「家で金貨が見つかった。価値が分からない」

『何も分からない』という時は、まずは額面の通貨を探してみてください。上の早見表で国が分かれば、あとはサイズを確かめるだけです。

地金型金貨なら、価値の目安は金の量で決まります。地金型金貨とはで、記念金貨との違いも説明しています。

「直径18mmの外国金貨。どこの国の金貨?」

この記事で使っている公式の数字の中では、18mmに当てはまるのはパンダ金貨3g(2025版)です。

ただ、ここに載っていない銘柄もあります。直径だけで決めず、刻まれた文字と重さも合わせて見てもらいましょう。

金貨を持っている人

親戚の遺品の金貨を売りたいと頼まれましたが、私も何も分かりません。ついて行って大丈夫でしょうか?

案内役

銘柄が分からなくても、査定してもらえますよ。店に行く前に、表と裏の写真と重さだけ控えておくと、話がスムーズです。

「年代や価値が分からないものでも売れる?」

買取大吉はウィーン金貨のページで「どんな状態のウィーン金貨でも買取可能」として、「年代や価値が不明」なものも挙げています。

分からないまま持ち込んでも、それ自体は問題ありません。

分からない時はこの順で進めましょう

『全部自分で調べないとダメ?』と心配になりますよね。そんなことはないんです。

銘柄を調べる手順
  1. 表と裏を明るい所で写真に撮る
  2. 刻まれた額面の通貨と数字を読む
  3. 定規で直径を測る
  4. 重さを量る
  5. 早見表で銘柄の見当をつける
  6. 分からない時は、そのまま店で見てもらう
磨かない・洗わない

文字を読みたくても、こすったり洗ったりするのはやめておきましょう。
おたからやの公式FAQは「無理に磨いて傷を増やす前に、ぜひそのままの状態で拝見させてください」と書いています。

持ち込む前のチェック
  • 表と裏の写真を撮った
  • 額面の通貨と数字を控えた
  • 直径と重さを控えた
  • ケースや購入時の書類があれば一緒にまとめた

地金型か、収集用の金貨かも見ておく

同じ銘柄でも、鏡のように磨かれたプルーフ仕上げや、鑑定会社のケースに入ったものがあります。

おたからやの公式FAQは、プルーフ仕上げのクルーガーランドを「通常の地金型よりも高いプレミアム価値を反映して」査定すると書いています。鑑定機関(PCGSやNGC)のスラブケース入りも、プラス査定の対象として案内しています。

こうした金貨は、ケースから出さずにそのまま持ち込むのが安心です。見分けに自信がない時ほど、手を加えないでおきましょう。

本物かどうかが気になる時は、地金型金貨の偽物の見分け方も読んでみてください。

銘柄が分かったら、受取額の目安は手元の外国金貨はいくら?の手順で出せます。

迷ったまま家に置いておくより、実物を見てもらう方が早いこともあります。

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手元の金貨の査定額を確かめる

ウィーン金貨・クルーガーランド・カンガルー・イーグルなどの外国金貨は、ケースから出したものや傷があるものも査定してもらえます。店頭のほか出張査定やLINE査定も選べるので、当日の金額を聞いてから売るかどうか決めましょう。

査定料無料公式サイトで査定方法を確認する

買取価格は日々変わります。最新の価格・条件は公式サイトで確認してください。

売る店の選び方は、地金型金貨の買取ガイドにまとめています。

外国金貨の銘柄を調べる手順を示した図解

よくある質問

円の額面が刻まれた金貨は外国金貨ですか?

円表記は日本の金貨です。このサイトで扱う外国の地金型金貨とは別で、石福金属興業は「法定通貨(10万円金貨など)」を売れないものに挙げています。

ウィーン金貨でシリングとユーロの両方を見かけます。

どちらもウィーン金貨ハーモニーです。おたからやの公式FAQは、古いものはシリング、新しいものはユーロと刻印されていて、含まれる金の重量は同じと説明しています。

銘柄が分からなくても査定してもらえますか?

査定してもらえます。分からない時は、写真と重さを控えたうえで、そのまま店に持ち込んでみてください。

額面の金額で価値が決まりますか?

地金型金貨は、額面より金の量で評価されます。オーストリア造幣局も、ウィーン金貨の素材価値は額面をはるかに上回ると書いています。

まとめ

この記事の要点
  • 外国金貨の種類は、額面の通貨でまず国をしぼる
  • 額面が無く純金のオンス数だけならクルーガーランド
  • アメリカの50ドル金貨はイーグル(22金)とバッファロー(純金)
  • 直径は同じサイズで似るので、額面と合わせて見る
  • 分からない時は磨かずに、そのまま店で見てもらう
地金型金貨買取.jp

地金型金貨買取.jp 編集部

ウィーン金貨ハーモニー・クルーガーランド・カンガルー・イーグル・パンダ・ブリタニア・ソブリンなど、外国の地金型金貨を納得して手放すために、銘柄の見分け方・純金量からの相場の計算・売る店の選び方・税金を、公的機関の情報と公表価格をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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